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この世は物々交換だ!......私は何を持っている????

おはようございます、黒川彩芽です。

今日は知り合いに勧めてもらった【手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~】というお話の最初の方を読んで、考えたことがあるのでメモします。

 

 

大学生になって、バイトを始めました。

時間を量り売りするんだなと最初から感じていた私は、お金だけでなく経験も得られるバイトをと結婚式場で働き始めました。

 

そのあと1年ほど様々なバイトを経験する中で、私の時間の価値をもっと高く評価してくれるところでバイトしようと考え始めます。

バイトで得られる経験値を十分に感じることができなかったんだと思います。

 

いまではバイト情報誌をみて時給だけを射ているような気がします。

 

もちろん、バイトで得たものはお金だけではなく、辞めてもなお飲みに行く友達や尊敬できる先輩、コミュニケーション能力、礼儀、マナー、忍耐力など様々にあるとは思います。

 

それでもやっぱり自分の時間を切り売りしているなあという感覚は未だにあります。

そして今年からいよいよ就活が始まり、22卒の私たちにはコロナやオリンピック後の不景気の影響がもろに来ると聞き大変焦っている頃、

 

「手紙屋」という本を開きました。

 

 

本の中では西山諒太という主人公が手紙屋を名乗る人と文通をする中で就活の悩みを相談したり解決したりしながら話が進みます(今のところ)

 

「ほしいものを手に入れる方法はお金を払って手に入れるだけ、ではなくすべてが物々交換である」

 

一通目の手紙屋の手紙はこう言った内容でした。

もっと詳しく言うと、私たちはほしいものを手に入れる時、物々交換で手に入れる。相手が持っている自分が欲しいものと、私が持っている相手が欲しいものをお互いがちょうどいいと思う量づつ交換するのだ。

あなたが何か欲しいと思ったときその全てをお金を払って手に入れようと考えるとしたら、あなたが持っているものの中に誰かが欲しがるものはお金しかないといっているようなものだ。

 

といったことが書かれていた。

 

これはとても面白くわかりやすい文章だと思った。

この原理でいけば「お金じゃ愛は買えない」という議論に決着がつく。この議論をしている人にとって愛はお金だけで交換できるほど安いものではなく、(無意識のうちにお金だけではなく)それ以外の価値を提供しないと愛は手に入らないという事だ。

 

つまりお金より価値を持つものがこの世にはあるという事だ。

 

この議論を就活に当てはめて考えてみる。

 

会社を選ぶとき、給料、休日、福利厚生、会社としての安定、世間からの評価などは選考基準に入りやすいと思う。

じゃあ会社に入って、私はどのようなものを得るのか?

 

ここまで読めばそれはお金だけではない!と続けたいことはわかると思う。

その会社だから得られた経験や新しい挑戦の場、コネクション、上司や同僚と働く中で勉強出来ることもたくさんある。自分の能力を磨き、様々な経験を積み、太いコネクションを作ることもできる。

 

就職間もない自分と10年働いた自分の間には大きな差があるはずだ(あって欲しい)

 

ここで自分にききたい。

どんな会社に就職したいですか?

もっと言えばどんな自分になりたいですか?

 

私は今、「私にしかできない」をたくさんもっているひとになりたいと思っている。

どんな会社で何をすればなりたい自分になれるだろう?

 

もちろん就活生である私たちは与えられるばっかりじゃなく会社の一員として、様々に得られるものの対価として【物々交換】できる物を持っていなくちゃならないだろう。

 

じゃあ......私は何を持っている?